平城宮跡 1300年前の木簡の中には、個人情報カードもありました。
資料館に行く前に、平城宮跡の北側にある水上池と磐之媛陵に立ちよりました。
鴨やオオバンが飛来してくるのは、もう少し寒くなってから。
磐之媛陵のお濠の睡蓮の葉はまだ元気に水面を覆い、間に黄色の小さな花が咲いていました。
今回展示されているのは、役人の勤務評価に使われた木簡です。記載されているのは、官職、位階、姓名、年齢、本貫地(本籍地)が基本で、それに昨年度の評価と今年の評価、出勤日数等が書き加えられることが多いそうです。
数年の評価の積み重ねによる選叙の木簡では、各年の勤務評価の内訳、勤務日数の合計、位階昇進の判定結果等が書かれているそうです。
1300年前の下級役人は厳しく管理されていたようです。
常設展示してあるお呪いに使われた土馬。
1300年前のカワイイは、なかなかです。
1300年前の人たちは、今の私たちの世界を想像しなかったでしょう。
私たちも1300年後の世界を思い描くことはできません。