若草山にある鶯塚古墳の鎮魂のため、江戸時代に始められたという説等、幾つかの説があるようですが、現在は先人を慰霊して世界平和を祈る行事として、毎年行われています。
白いヘルメットをかぶり列をなして山を登っていくのは、山焼きを行う消防団員です。
花火と山焼きが始まるまで、山に背を向け、芝に座って待つ人々。
生駒山が見えます。
まず春日大社の神官、東大寺、興福寺、金峯山寺の僧が儀式を執りおこないます。
600発の花火が打ち上げられている間に、300人の消防団員によって火が放たれていきます。
時々振り返っては、少しずつ勢いが無くなっていく炎を見ながら家路につきました。
一夜明けた若草山です。