見えること、見ること

奈良町から、西へ、東へ! 

山辺の道−11月

思い立ってお昼を過ぎてから山辺の道に行ってきました。

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奈良駅の次の京終駅からJRまほろば線に乗ります。

昭和30年代の始めまで、京終駅は奈良の貨物の拠点駅として活気があったそうですが、今はのどかな無人駅です。

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約30分、三輪駅の一つ手前の巻向駅で下車。

まずは山裾に向かって東の方に歩きます。

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天理からの山辺の道にぶつかる所で、一袋100円のみかんを途中で食べるために買いました。柚子と里芋も一緒に。

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 三輪へ向かいます。

桧原神社を過ぎると山に遠足に来た気分です。

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木々の間を歩く、ただそれだけで良い心持ちになります。

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大神神社

のんびり歩いて3時間のハイキングでした。

行きに降りた巻向駅の一駅先の三輪駅から、JRまほろば線に乗り家路につきました。

興福寺北円堂へ無著と世親に会いに行く。

興福寺ー北円堂の特別公開。

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目的は最晩年の運慶が指揮をして作りだした無著菩薩立像と世親菩薩立像。

北円堂の中に入ると無著像の厳しいけれど穏やかな眼差しと、遠くを見すえているような世親像の眼差しに惹きつけられます。

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歩き進んで横顔の表情、そして肩から背中に掛けての厚みを観ていると、少し動いたような錯覚に襲われます。

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開け放たれた扉から入ってくる朝の空気を一緒に呼吸しているような気持になります。

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限りある時間を生きる人間が、何百年、いや千年以上も生き続けるものを作り得た事の素晴らしさ。

自転車に乗って斑鳩へ。

斑鳩の三つの塔

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家からのんびり走って一時間半で法起寺に着きました。

飛鳥時代に建立された現存する日本最古の三重塔。

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次が法輪寺の三重塔。

昭和19年に雷火による火事で焼失。

昭和50年西岡常一頭領のもと再建されました。

この再建のため60歳を過ぎた作家の幸田文は、勧進のため尽力したそうです。娘の青木玉の著書「小石川の家」にはその時のことが書かれています。

法輪寺の伝虚空蔵菩薩立像は、私にとって重要な仏像の一つです。

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斑鳩の田園風景です。

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そして法隆寺五重塔飛鳥時代607年に建立された現存する世界最古の木造の五重塔です。

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広大な土地に整然と続く長い塀と建造物の端正な様子に茫然としてしまいます。

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法隆寺に隣接する町の佇まいです。

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少し歩くと藤ノ木古墳があります。

帰りに法起寺近くの農家の販売所で、柿としっかり実が育った黒枝豆を買いました。

秋ー奈良を訪れる人々。

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浮見堂。向こうに見えるのは奈良ホテルの屋根です。

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飛火野。

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県庁屋上から下を見る。

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お水取りの時お松明を持って駆け上がる二月堂の階段。

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猿沢池と五十二段。

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三条通から南円堂にむかう階段。

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南円堂の下。

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遠足楽しかったかな−。

収穫を終えた田園の風景

古代の幹線道路であった上ッ道を自転車で南へ走る。

帯解から東側の山裾の方に向かうと、お米の収穫を終えた棚田が広がっていました。

奈良町から約20分の所です。

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あちらこちらで籾殻を燃やしているので、西側の町が煙って見えました。

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下校中の小学生たち、大きくなったら何になりたいと思っているのだろう。

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夕暮れの時刻が早くなってきました。

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